EQUATOR SHIFT

PART1

「チャールズ・ハプグッド」
< Chaaruzu Hapuguddo >

" Charles Hapgood "


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この仮説は、1958年、アメリカ人の大学教授:『チャールズ・ハプグッド [Charles Hapgood](A.D.1904-1982)』が、著書:『Earth's Shifting Crust』の中で発表した内容である。

筆者の説明が完璧に合っているかどうかは、著書:『Fingerprints of the Gods(神々の指紋)(A.D.1995)』で有名な、イギリス人ジャーナリスト:『グラハム・ハンコック [Graham Hancock](A.D.1950-現在)』に、確認していただきたい。ハンコック氏は、ハプグッド教授の仮説を知っているからである。

おそらく、「ハプグッド教授本人よりも、『ハプグッドのポール・シフト仮説』をうまく説明している」と、答えるのではなかろうか?

もし、間違っている場合、その部分は、「筆者の誤解」というよりは、「筆者の独創」だということになる。

なお、『Fingerprints of the Gods(神々の指紋)』は、日本語翻訳版が存在するが、『Earth's Shifting Crust』は、日本語翻訳版は存在しない。題名の意味は、「移動する地殻」という意味である。

ハプグッド教授は、『相対性理論 [Theory of Relativity]』で有名な『アルベルト・アインシュタイン [Albert Einstein](A.D.1879-1955)』と面識があり、アインシュタインは、このハプグッド教授の著作の中で、『序文 [foreword]』を執筆し、ハプグッド教授の仮説を称讃している。

その仮説は、『Pole Shift(ポール・シフト / 極移動)』と呼ばれている。ただし、「北極と南極が移動した」という意味ではない。厳密に、正確に表現すると、

「地殻が移動して、北極と南極、および、赤道の位置が変わった。」

と、言っているのである。


【Wikipedia】
Charles Hapgood
【日本語なし】


【ウィキペディア】
アルベルト・アインシュタイン


【ウィキペディア】
グラハム・ハンコック


【ウィキペディア】
神々の指紋


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地球儀を見ると、なぜか、球体の中心軸が少し傾いているが、あれは、『赤道傾斜角 [axial tilt(軸傾斜)]』を表現している。

地球は、太陽に対して、回転軸が、完璧な『垂直』ではない。『23.4度』の角度で、傾いているのである。小学生は、「2・3・4」と、覚えておけば、覚えやすい。

この仮説は、おそらく、全人類のすべての論文の中でも、トップレベルに、はいるのではなかろうか。今までは、あまり注目されなかったが、今後、議論が活発になるに違いない。


【Wikipedia】
axial tilt vs tropical and polar circles
【画像のみ】


【Wikipedia】
Axial tilt
【日本語あり】


太陽にも『万有引力 [universal gravitation]』があるので、地球を、太陽の中心部に対して、引き付ける働きが存在する。

その、『太陽の引力』に対して、『地球の自転軸』が、23.4度、傾いているわけである。

そうなると、引力が働く力のバランスは、傾斜している分、少し、変化していることになる。つまり、「傾斜角をゼロにしようとする作用」というのが、存在するはずである。

ハプグッド教授が説明した仮説とは、

「約1万2000年前に、北極と南極と赤道の位置が移動して、現在の位置になった。」

というのだ。

ハプグッド教授以外にも、『ポール・シフト』を論じる科学者は居るが、意味が違う。他の科学者の場合、

「巨大地震などの影響で、地軸が少し動いた。」

という意味であり、具体的な数値で説明すると、「数センチメートル」とか、そういう数値である。


【ウィキペディア】
ポールシフト


ハプグッド教授が考案した『ポール・シフト』というのは、衝撃的である。その程度の『移動』を言っているのではない。すなわち、

「北極と南極が、約30度、動いた。」

というのだ。地球の赤道の全周長は、『400,075km』、子午線{しごせん}(赤道と垂直方向)の全周長は、『40,008km』であり、『40,000km』として計算すると、360度に対して、30度は、『8.3%(=12分の1)』であるから、

「北極と南極が、約3300km、動いた。」

という意味である。

一般的な意味での『ポール・シフト現象』と区別するため、このサイト内では、『イクウェイター・シフト [Equator Shift]』と呼ぶことにする。

では、1万2000年前までは、『北極』は現在のどこの国のどの辺りで、『南極』は、どの辺りなのか?

ハプグッド教授によると、

「北極は、カナダ国のハドソン湾 [Hudson Bay]の辺り、南極は、その裏側なので、南極大陸の、インドに寄った方向の沖合い。」

という。

ハドソン湾は、巨大な湾であり、北極からハドソン湾までの距離は、湾の中心部なら「約3300km」であるが、北隣りの『フォックス湾 [Foxe Basin]』なら、「約2600km」である。

『緯度』の『北緯90度(=北極点)』に対して、『23.4度』を移動すると、『北緯66.6度』になる。距離としては、360度に対して、23.4度は、『6.5%』であるから、40000kmに対して、『2600km』になる。

フォックス湾の中心部は、『北緯67度』であり、ハドソン湾の入口付近の『サウザンプトン島 [Southampton Island]』は、『北緯65度』であり、その北隣りの『メルヴィル半島 [Melville Peninsula]』は、『北緯68度』であり、ハドソン湾の中心部は、『北緯60度』である。

フォックス湾の湾内には、『プリンス・チャールズ島 [Prince Charles Island]』という無人島がある。これは、メルヴィル半島と緯度は同じで、『北緯68度』である。

地球の『赤道傾斜角』は『23.4度』だが、『イクウェイター・シフト』で北極と南極が移動した角度は、ハプグッド教授の言う通り、『30度』かも知れない。

ハプグッド教授は、「ハドソン湾」だと言っているが、もし、『23.4度』にこだわるとすると、もっとも有力な位置は、『フォックス湾』ということになる。

経度に関しては、ハドソン湾の中心部は、『西経85度』であり、サウザンプトン島も、メルヴィル半島も、ほぼ同じである。フォックス湾だと、中心部は『西経66度』であり、プリンス・チャールズ島は、『西経68度』である。

いずれにせよ、これらの湾や島の辺りが、1万2000年前まで、『北極点』だったのだ。

地球儀を回転させて、アメリカ大陸を上に持ってくると、確かに、ハドソン湾のあたりが、「真上」になり、南極大陸のインド洋寄りの沖合いが「真下」に来る。

ハプグッド教授は「ハドソン湾」にこだわっているので、ハドソン湾の中心部だと仮定すると、ハドソン湾の中心部は、『北緯60度、西経85度』であるから、その「裏側」というと、『南緯60度、東経85度』の辺りなので、「インドに寄った方向の、南極大陸の沖合い」である。

南極大陸の内側から説明すると、「インド寄りの沖合い」ということは、『プリンセス・エリザベス・ランド [Princess Elizabeth Land]』という場所の沖合いである。南極大陸内の海岸付近の『東経73度から東経87度』にかけての場所が、プリンセス・エリザベス・ランドになるらしい。

つまり、『赤道』に関しては、1万2000年前までは、これらの地域を通っていたということである。

<現在>
ブラジル北部→コロンビア→エクアドル→キリバス→インドネシア→モルディブ→ケニア→ウガンダ→コンゴ民主共和国→コンゴ共和国→ガボン。

<1万2000年前まで>
ブラジル南部→パラグアイ→ボリビア→キリバス→マーシャル諸島→台湾→中国→インド→サウジアラビア→スーダン→チャド→カメルーン。

大まかな位置なので、厳密に調べると、少しズレているかも知れないが、「赤道が移動した」という説明の意味は分かると思う。


【ウィキペディア】
赤道


【ウィキペディア】
ハドソン湾


【ウィキペディア】
サウサンプトン島


【ウィキペディア】
メルヴィル半島


【ウィキペディア】
フォックス湾


【ウィキペディア】
プリンスチャールズ島


【ウィキペディア】
北緯60度線


【ウィキペディア】
西経85度線


【ウィキペディア】
南緯60度線


【ウィキペディア】
東経85度線


【ウィキペディア】
プリンセス・エリザベス・ランド


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地球は、我々人間が生活している表面の部分と、その内側の『マントル [mantle]』と呼ばれる、非常に堅い岩石の部分とで構成される。「岩石」といっても、「堅くて冷たい岩」ではなく、「1000度を超える、溶岩のような高温の岩」である。我々が生活している部分は、地球全体から見ると、「薄い膜」のようなものであり、これが『地殻 [earth's crust]』である。

ハプグッド教授のイクウェイター・シフト仮説を説明する場合、よく使われるのが、「オレンジ [orange] の譬{たと}え話」である。【日本語で「蜜柑{みかん}」と「オレンジ」は違うらしいが、筆者も詳しい事は不明。】

オレンジは、中央に「果肉」があり、表面に、「皮」がある。つまり、「皮」が「地殻」なのだ。そして、『イクウェイター・シフト』というのは、その「皮」だけが、少し移動するわけである。移動するのは、「皮」(=地殻)」だけであり、「果肉」(=マントル)は、動かない。つまり、地殻の上で『極 [pole]』が移動しても、マントルの中では、極は動いていないのである。


【Wikipedia】
Orange (fruit)
【日本語あり】


【Wikipedia】
Mantle (geology)
【日本語あり】


【コトバンク】
マントル


ハプグッド教授によると、「イクウェイター・シフトは1万2000年前の1回だけでなく、それ以前にも何回も起こっていた」という。

このような『地殻の移動』が起こる原因は、はっきりしないようだ。北極と南極の氷が集まると、地球全体の海の量が減り、海水面が下がり、逆に、北極と南極の氷が溶けると、地球全体の海水面の高さが上がる。それと関係があるかもしれないが、はっきりとは分からない。

注意することは、「1万2000年ごとの周期で定期的に移動する」という意味ではない。

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ハプグッド教授は、全世界に存在する『オーパーツ [OOPARTS (= Out-Of-Place ARTifactS) ]』に、合理的な説明を付ける。『オーパーツ』とは、「その時代、その場所には、あり得ないはずの遺物」という意味である。


【ウィキペディア】
オーパーツ


エジプトのピラミッドも、本当に「墓」だったのか? ナスカの地上絵は、「神に祈りを捧げる場所」だったのか?

19世紀から、『マンモス [Mammoth]』と呼ばれる、大型の象のような生き物の死体が、ロシアのシベリア地方で発見されていたが、それらの死体は、氷漬けになった状態で、ほぼ完全な形で残っていて、胃の中にも、生前に食べた物が残っていた。それらは、温暖な気候に生息しているはずの植物だった。


【ウィキペディア】
マンモス


すなわち、マンモスは、草原の草を食べている最中に、突然、大雪が降って来て、そのまま雪の中に閉じ込められたわけである。

シベリアで発見されているマンモスが、いつ死んだのか、正確な時期は不明だが、「1万年くらい前ではないか?」という仮説が有力であるらしい。動物が氷漬けになった場合、1万年後に遺体が発見されても、あまり腐敗していない状態で見つかることは、不思議なことではない。

しかし、この「気候の激変」に関しては、どの科学者も、合理的な説明を付けることができていない。

その中において、ハプグッド教授の『イクウェイター・シフト仮説』は、一つの解決策として、真剣に検討されるべきである。

その仮説によると、シベリア地方のマンモスに関する仮説とは、こうだ。

さきほど説明したように、1万2000年前まで、中国やイランやサウジアラビアは、赤道に近い位置にあった。ということは、ロシアは、全体的に、「温帯気候」だったのである。だから、マンモスなどの大型哺乳動物が食べていけるだけの大量の植物が繁殖していた。

ところが、『イクウェイター・シフト』によって、ロシアの位置が、北極に近いほうへ、ズレたのである。このため、急に、「寒冷気候」になってしまい、大雪が降るようになり、植物はすべて枯れてしまい、マンモスは絶滅したのである。だから、1万2000年後に氷漬け状態で発見されたマンモスの胃の中に、生前食べた「温帯気候の植物」が残っているのだ。



----- PART2へ続く -----








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